リアルイラスト作成講座

Adobe Illustratorによる「リアルイラスト」作成

作成方法についての問い合わせが多いので、
イラストレーター(Adobe Illustrator)による「リアルイラスト」作成講座として公開させていただきます。
元々は1998年頃に「イラストレーター8.0」が発売され、
「グラデーションメッシュ」なる新機能を試したくて作り始めたのですが、
当時はDTPでのグラデーションメッシュが使用不可であったため、単なる趣味での作成となっておりました。
約10年たって、やっと印刷業界の受け入れ態勢も整ってきて、
グラデーションメッシュによるリアルイラストも作成価値が出てきましたね。

まずは動画で一気に流れを見て下さい。

制作の見本はこちらの画像

さて、久しぶりの新作。
誰にしようか迷いましたが、ネットで人気女優ランキングを見ると、堀北真希さんが描きやすそうだったんで(髪型の描きやすさ基準です、汗)、堀北さんの画像探しから。
ネット上にいろいろあったけど、真正面っていうのもつまらないのでコレにします。

先ずは、ザックリ下絵を描きます。

タッチペンとかの方が描きやすいんだろうけど、私の場合はマウスの方が好きなんでマウスで。

赤線が、なんとなくの外郭線。
青線が補足線で、なんとなくの皮膚の流れ。

1.軽くグラデーションメッシュ線を入れてから形状を輪郭に合わせる。
2.皮膚の流れや、光と影を意識しながらアンカーポイントに着色していきます。
3.なんといっても似顔絵なんで、顔は丁寧に描きましょう。
4.全体のグラデーションバランス等を整えます。
目と鼻口は別レイヤーに描く

目と鼻口は別レイヤーに描くんで、この輪郭レイヤーではメリハリだけをつけておいてください。
ある程度メッシュが出来上がったら、元の写真とイラスト全体を見ながら色の微調整をします。

さて、次は目です。

1.たぶんイラストの出来栄えの7~8割はここできまります。
2.特に重要なのは、目の輪郭線と、黒目の比率です。
3.元の写真をよ~く見て、精度高く描いてください。
4.ハイライトを大きめに入れた方が綺麗な目になると思います。
5.次は口、
6.女子を描く場合、唇はちょっと小さく、ふっくら描いた方が可愛い感じ。
7.近くから見たり、遠くから見たりして微調整しましょう。
8.顔さえできれば、あとのメッシュは手抜きできます。
9.あとは体の部位を画いていきます。例えば指は...
10.外郭線を合わせメッシュポイント作成
11.メッシュポイントに色を。
12.すると、こんな感じに。
次は描写面の大半をしめる背中。

メッシュポイントを少なくした方がグラデーションが綺麗に入ります。
ただ、背中は正確に描くと言うより「綺麗な曲線」を意識した方が良いと思います。

1.背中が描けたら、面の形状を上腕部に伸ばし、アンカーポイントを増やします。
2.伸ばした上腕部外郭と、増やしたアンカーポイントに着色します。
3.次はドレス。これは簡単です。
4.絵画のように、コントラストで質感をだします。多少適当でも問題ありません。
残すところ、「髪の毛」と「仕上げ」工程。

「髪の毛」は凝ろうと思えば凝れるし、手を抜こうと思えば抜けます。
できるだけ細かく分離して描いて方がリアルになるけど、一本づつ
描くなんて仕上りまでに何年かかるかわからないので、わたしの場合は、髪の毛の流れに応じたブロックに分けて描きます。

全体のメッシュポイントはこんな感じです。

気になるジョイント部分等をコチョコチョ修正し、やっとIllustratorでの制作は完成です!

微調整はphotoshop~!

イラストをphotoshopで開き、色合いや彩度を気に入るまで微調整。
背面にレイヤーを作成して、お好きな背景を入れて完成です。

【他の制作見本】 似顔絵/堀北真希さん イラスト/ハーレー 似顔絵/木村拓哉さん パース/キッチン